愚者はのらくら月へゆく

久間健裕の日々のあれこれ

新生活、開始。

ひとり暮らしを始めることにした。

30年間住み続けた地元・横浜の実家を飛び出し、東京近郊の家賃4万・5.5帖の1Kへ。

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狭い。とにかく狭い。

1Kとは言いつつも、キッチンはほぼ無いに等しい。

冷蔵庫もホテルにあるようなちっちゃいのしか置けないし、洗濯機も置けない。

ユニットバスなのでシャワー浴びるのも精一杯。

立地に対する家賃の低さに惹かれて借りたけど、安いにはそれなりの理由があることをひしひしと感じている。

内見だけでは察しきれなかった事もチラホラ。

これがひとり暮らしのの洗礼か。

住めば都、になれるだろうか。

とりあえず寝具だけでもいいものを、と思って、エマスリープというマットレスを購入した。

今までに使ってきたペラッペラのマットレスとは段違いに寝心地がいい。

本当は畳で布団派なのだが、これもすぐに慣れるだろう。

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とにかく、30歳にして初のひとり暮らし。新生活の火蓋が切って落とされた。

数年前から、俺は人生スタンプラリーの殆どの枠が空欄になっているのでは?という感覚に取り憑かれていた。

小学生でプチ家出とか、夏祭りの花火に紛れてキスとか、泥酔ワンナイトやらかしとか、もう取り戻せない青春の煌めきイベントやせんでもええ体験などはさておいて、経験出来るのにしていないようなことが実は多いのではないかと。そのひとつがひとり暮らしだった。

十分なお金が貯まってないだとか、今のバイトが辞められないだとか、コロナ禍だからとか、様々なものに託けては先延ばしにしてきたが、結局は精神的不安と怠慢で動かなかっただけだと思っている。

しかし、近年はそれ以上の不安に襲われていた。このまま何も変わらず、ただずるずると堕落した生活に埋もれてしまうのではないかという、不安。

それならば、やらずに後悔するならば、自ら火中の栗を拾いにいこう。

上手くいこうがいかなかろうが、意義があろうがなかろうが、やりたいようにやってみよう。不安よりも期待が大きい内に。

ズドン。

さあ、周回しよう。